連絡会のあゆみ

1年目(2003年度)4月発足

 伏見青少年活動センターと附属桃山中学校が連携し、地域で孤軍奮闘してきた支援者に呼びかけて発足。結集する参加者が、日頃の実践や直面する課題や悩みを集まった仲間と共有し、自分とは違った立場で子どもたちに関わる仲間の存在やその活動内容を知る貴重な場としてスタート。

2年目(2004年度)

多文化共生☆ときめき講座Ⅰ・Ⅱ(1/16・3/12)
 「会」に結集するメンバーが、ネットワークづくりの核となって、地域で活動する多くの支援者に呼びかけ、広く「つながる」こと、「渡日・帰国の青少年の課題を共有する」こと、「学習する」ことを目的に2日に分けて連続開催。「会」にとって、初めて地域に広く発信した、飛躍の年。

3年目(2005年度)

 それぞれの団体が主催する事業や取り組みに、「会」のメンバーが積極的に参加し、おたがいの事業や公開講座にスタッフの一員として参加し、内部から協同して作り上げていった年。


・附属桃山中学校主催「日本語教育セミナー」
・伏見青少年活動センター主催「京都フォーラム」
・多文化共生センターきょうと主催「ゆにかる祭」

4年目(2006年度)

「渡日・帰国青少年のためのハンドブック

      -就学・修学サポート編-」
 (内容)
 ① 学校紹介
  ・特別な支援を受けられる小中学校
  ・その他の学校(受け入れ校等)
 ② 就・修学支援、生活支援情報紹介
  ・就・修学援助、奨学金情報
  ・生活相談、交流の場(支援団体の    紹介等)

 

 支援者や当事者に直接役立つ、就学、修学支援に関する情報を、形のあるものとして「会」が編集し、刊行。京都地域に広く配布。

多文化共生☆ときめき講座Ⅲ(2/24)
「渡日・帰国の子どもの学びを保障するには」

 講師に光元聰江先生(元・岡山大学教育学部助教授)をお迎えして、日本語力が不十分な子どもたちへの日本語指導や教科学習での手だてとなる、「リライト教材」の研修会を開催。参加した多くの支援者から、多大な評価を集め、ますます「会」の活動の意義を実感した年。

5年目(2007年度)

多文化共生☆ときめき講座Ⅳ(2/16)

「渡日・帰国青少年の進路問題を考えるシンポジウム」
 京都地域の渡日・帰国の子どもたちが抱える「進路問題」の実態把握や支援者同士の課題意識の共有を図るため、多様な立場から話題を提供してグループ・全体で協議。
(内容)

 ① 話題提供
 ・小・中学校の現場から ・高校の現場から
 ・ボランティアの立場から・支援団体の立場から
  ② その後、グループに分かれて意見交流会

 

6年目(2008年度)

第1回 多言語進路ガイダンス(7/27)
  京都市教育委員会や支援団体の協力を得て、中国語、タガログ語、韓国・朝鮮語、英語の4カ国対応で、資料と通訳を準備し、中学卒業後の進路説明、先輩の体験談、グループ懇談を実施。参加者(スタッフを含めて)が百名を超える活気ある会となった。あらためて、進路に対する関心、要求の高さを実感。
(内容)
 ① 中学・卒業後の進路(高校進学)について
 ② 先輩の体験談(中国・フィリピン)
 ③ 言語別グループ懇談、質疑応答

多文化共生☆ときめき講座Ⅴ(3/1)

「多文化社会の子どもたち ~渡日・帰国生徒の進路問題~」

 渡日・帰国生徒の高校進学問題について、中学校・高校の現場からの報告と定時制高校で学ぶ渡日・帰国生徒の報告。

 

7年目(2009年度)

第2回 多言語進路ガイダンス (8/2)

昨年にひきつづきガイダンスを行いました。

定時制高校についての説明も実施していただきました。

多文化共生☆ときめき講座Ⅵ(12/19)

在日外国人問題の第一人者 岩波新書「在日外国人」著者

田中宏先生 講演会

8年目(2010年度)

第3回 多言語進路ガイダンスの開催(8/1) 

ガイダンスの3年目をむかえ充実したものになってきました。

京都府国際センターとの共催で外国籍府民サポーターを対象とした研修をおこないました

日本語を母語としない保護者への支援

~外国につながる子どもを育てる~
日時 2010年11月21日(日) 13:30~17:30
 地域社会で生活する外国人が増えている中、ともに暮らすための環境作りが重要になってきています。今回は、日本語を母語としない保護者をテーマに、必要な支援や、その支援の為に、学校だけでなく地域の組織や団体がつながり、有効に機能する方法について考えます。日本で子育て経験のある外国出身の保護者やそのような保護者と関わりのある方からお話を伺い、日本の学校システムや進路決定などについて、意見交換を行いましょう。

 

1.講演 13:30-15:00

○保護者から Eni Lestari さん (インドネシア出身)「日本での子育てについて」

○元当事者から  遠藤ちさと さん(府立朱雀高校教員)「海外帰国当事者として」「中国帰国生徒の保護者に関わって」 

 

2.ワークショップ  15:15-17:00

~外国につながる子どもから見える保護者の直面する課題~

コーディネーター:浜田麻里さん (京都教育大学准教授)

前半の講演や参加者の体験などを踏まえ、課題や解決方法について、話し合います。

 

3.「ときめき」とは?  17:10-17:30

渡日・帰国青少年(児童・生徒)のための京都連絡会(ときめき)ができるまでの経緯について

主催:(財)京都府国際センター

共催:渡日・帰国青少年(児童・生徒)のための京都連絡会(ときめき)